医療機関等の適正受診通知の送付について
医療費適正化対策
当組合では、医療費適正化対策のために下記の事業を実施しています。医療費が増加すると、当組合の財政が苦しくなり、健康保険料を引き上げざるを得ず、結果的にみなさんの負担が増えることにつながります。保険証の適正使用にご理解とご協力をお願いいたします。
医療機関等の適正受診通知の送付
通知送付対象者 | ・重複受診者…同じ病気でいくつもの医療機関にかかっている可能性がある方 ・頻回受診者…一か月に過度な回数、医療機関にかかっている可能性がある方 ・時間外加算・・・・夜間、休日の割増料金で医療機関にかかっている可能性がある方 ※時間外受診を全て否定するものではありません。適正に受診されているもの(時間外で受診せざるを得なかった場合)が通知されていましたら、ご容赦ください。 ・服 薬 注 意・・・・「重複処方」「多剤処方」「併用禁忌」に該当する薬を処方さてている方 ※「重複処方」:複数の医療機関から同時期に同じ薬を処方されている方 ※「多剤処方」:必要以上に多くの薬(4~6種類以上)を飲んでいる可能性のある方 ※「併用禁忌」:飲み合わせの悪い薬を処方されている方 |
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実施期間 | 令和6年11月18日に該当者のご自宅に郵送 |
実施方法 | 令和5年7月~令和6年6月のレセプトをもとに内容を確認し、重複・頻回受診の可能性のある方、及び時間外加算・服薬注意の処方の可能性がある方へ、当組合よりご案内を直接郵送いたします。 |
委託事業先 |
当組合では、「日本システム技術(株)」に委託しております。 受診状況及び診療内容の審査を行い、個人情報保護法に基づいた契約を締結しています。 |
医療費節約のポイント
まずは、健康的な生活習慣を心がけましょう!みなさんのちょっとした意識が、健康保険組合を助け、医療現場も守ります。以下のポイントに注意しましょう。
①かかりつけ医(薬局)を持ちましょう
身近なお医者さんを持つことで、自分の健康状態を継続的に診てくれるため適切な治療やアドバイスが受けられます。また、必要に応じて専門医や大病院への紹介状を書いてもらうことができ、大病院で特別料金がかからずに済みます。
かかりつけの薬局・薬剤師さんを持つことで、服薬している薬をまとめて管理するので、重複や相互作用が出ていないか等、把握してもらえます。
②はしご受診はやめましょう
次々に医療機関を変えると、同じ検査等をはじめからやり直すことになり、身体に負担がかかってしまいます。また、そのたびに医療費がかかり、医療費の無駄遣いになります。今受けている治療に不安があるときは、セカンドオピニオンを利用しましょう。
③夜間・早朝、土曜日の午後、休日の受診は控えましょう
緊急でない場合は、できる限り平日の診療時間内の受診を心がけましょう。時間外に受診すると加算があり通常時の支払いよりも余計にかかってしまいますので、ご注意ください。
④ジェネリック医薬品を積極的に利用しましょう
ジェネリック医薬品は、特許が切れた新薬を同じ成分で製造された薬です。開発費がかからない分、薬価も安価です。なるべくご利用ください。
⑤予防接種・健診を利用して、病気を予防・早期発見しましょう
病気を予防・早期発見することで重症化を防ぎ、健康な生活を送れれば、医療費を抑えることができます。年に1回健診を受けて、健康管理に役立てましょう。
⑥お子さんの医療費、無料でも意識して節約しましょう
お子さんの医療費は、自治体の助成があるため無料と勘違いしがちですが、8割はみなさんの保険料から日本旅行健康保険組合が負担、残り2割はみなさんの税金から自治体が補助しています。過剰な受診をしていると健保組合の財政が悪化し、結果的にみなさんの保険料の引き上げという形で増えることになってしまいます。
お子さんの急病で受診を迷った時には、「こども医療でんわ相談(#8000)」を活用しましょう。